比較サイトのリードが商談につながらない5つの理由と、商談化率を上げる打ち手
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SityCanvas株式会社 営業支援事業部 責任者

この記事の結論
- 比較サイトのリードは、情報収集の段階で、複数の会社に同時に資料請求している人が多いため、商談化率が伸びにくい。
- 打ち手は「早く連絡する」「検討段階に合わせて話す」「比較サイト以外の入口を持つ」の3つが中心。
- SityCanvasの支援事例では、比較サイト経由で5〜10%だった商談化率が、コールリードの併用で16%になった。
比較サイトのリードとは
比較サイトのリードとは、ITツールなどの比較サイトで、複数の会社の資料をまとめて請求した人の連絡先のことです。サイト側が「1件いくら」で提供する形が多く、短期間でまとまった数が集まります。一方で、受け取った時点では、検討の度合いが人によってばらばらです。
商談につながらない5つの理由
理由1:まだ情報を集めている段階の人が多い
「すぐ導入したい」よりも「相場や選択肢を知りたい」段階の人が多く、電話をしても「今は検討していない」と言われやすいです。資料請求のボタンを押すハードルが低いぶん、まだ社内で検討が始まっていないケースも含まれます。
理由2:複数の会社に同時に資料請求している
同じ日に何社からも連絡が来るため、最初に話せた会社か、印象に残った会社以外は比べてもらえません。相手から見れば、似たような電話やメールが続けて届いている状態です。
理由3:連絡が遅れて、他社に先を越される
翌日以降の連絡では、すでに他社と話を進めていることがあります。リードを受け取った当日に連絡できる体制かどうかで、結果が大きく変わります。
理由4:担当者や決裁者に届かない
資料を請求したのが情報収集を頼まれた人で、実際に決める人に話が届かないケースです。窓口の人とは話せても、その先の検討が進まずに止まってしまいます。
理由5:営業を受けてよいかが曖昧
資料が欲しかっただけで、営業の連絡を受けるつもりがない人も含まれます。電話の最初の段階で断られる原因になります。
商談化率を上げる5つの打ち手
打ち手は、連絡の速さ・話す内容・入口の作り方・測り方の4つの面から考えます。5つの理由のどれに効くかを、次の表にまとめました。
| 打ち手 | やること | 効く理由 |
|---|---|---|
| 1. 当日中に電話する | リードが届いたら、その日のうちに担当者が電話する | 理由2・3(他社より先に話せる) |
| 2. 段階的にフォローメールを送る | 資料請求の直後・数日後・1週間後に、事例や費用の目安を送る | 理由1(検討が進んだときに思い出してもらえる) |
| 3. 検討段階に合わせて話す | 情報収集中の人には事例と相場、比較中の人には違いと進め方を話す | 理由1・4 |
| 4. 比較サイト以外の入口を持つ | 担当者に直接電話し、営業を受けてよいか確認したうえでつなぐ(コールリード) | 理由4・5 |
| 5. 入口ごとに数字を分けて測る | 比較サイト・自社サイト・コールリードなど、入口ごとの商談化率と商談1件あたりの費用を見る | 改善する場所が分かる |
事例:人事・労務SaaSで、商談化率が16%に
- 会社
- 人事・労務SaaS(社名非公開)
- 課題
- 比較サイト経由のリードの商談化率が5〜10%に下がっていた。
- やったこと
- 担当者に直接電話でアプローチし、営業を受けてよいかを確認したリードを届けるコールリードを実施。
- 月間の送客
- 30リード
- 商談化率
- 16%施策前は5〜10%
- 商談1件あたりの費用
- 5万円台
※特定の支援条件における実績です。成果を保証するものではありません。
うまくいかないケース
- 連絡を早くしても、話す内容が全員同じだと「今は大丈夫です」で終わってしまう。
- 比較サイトをやめて別の入口だけにすると、短期的に件数が足りなくなる。入口は足し算で考える。
- 入口ごとの数字を分けずに見ると、どこを直せばよいか分からない。
自社でできるチェックリスト
- リードが届いてから、最初の電話までの時間を測っているか
- リードの検討段階(情報収集・比較・導入決定)を、最初の会話で確認しているか
- 資料請求の後に送るメールが、2通目以降も用意されているか
- 入口ごとの商談化率と、商談1件あたりの費用を毎月見ているか
- 比較サイト以外に、商談の入口を1つ以上持っているか
まとめ
比較サイトのリードは、早く・相手の検討段階に合わせて連絡し、別の入口と組み合わせることで商談につながりやすくなります。まずは入口ごとの商談化率を測るところから始めてください。
よくある質問
- Q比較サイトはやめたほうがよいですか?
- Aやめる必要はありません。件数を確保する入口として使いながら、商談化率の高い入口を足すのがおすすめです。
- Q商談化率はどのくらいが目安ですか?
- A商材や単価で大きく変わるため、一律の目安はありません。まずは入口ごとの自社の数字を測り、前の月と比べることから始めてください。
- Qコールリードとは何ですか?
- A対象の会社の担当者に直接電話し、営業を受けてよいかを確認したうえで紹介するリードのことです。

この記事を書いた人
齊藤 秀SityCanvas株式会社 営業支援事業部 責任者
医療・福祉業界向けの人材紹介営業でキャリアを始め、エリア売上1位を継続。WEB・SNSマーケティング会社では、広告・展示会・比較サイトなど複数の経路から来るリードの商談〜クロージングを担当。2023年にSityCanvasの立ち上げに参画し、SaaS企業を中心に営業支援事業と、自社のコンテンツマーケティングを統括。
